「心不全療養指導士」資格取得のご報告

日本循環器学会認定
「心不全療養指導士」
資格取得のご報告

「がん」に次いで死因第2位の「心不全」は、高齢化社会の進行を象徴するように増加傾向が顕著です。現在、「心不全」を有する患者さんは推定100万人、当院でも高齢患者さんに心不全の方が増えてきています。

そして、高齢化に伴う「心不全」の特徴のひとつが「緩解と増悪」です。つまり、良くなったり悪くなったりを繰り返していく病気で、上手に長く付き合っていく必要があります。「心不全」療養に向き合う重要なポイントは、”継続”です。薬や、食などの生活改善も、きちんと続けることが、「増悪」を少なくすることにつながります。「増悪」の繰り返しで、入退院を余儀なくされる方も少なくありません。特に、認知症を合併している患者さんの「心不全」のコントロールは難しく、生命予後(生存の見通し)が悪いとも言われています。療養の”継続”も習慣化するにはそう容易ではないと思います。このような状況を少しでも改善すべく、「心不全療養指導士」の資格を当院看護師「橋本 瑠美さん」が取得しました。言わば、「心不全」療養の“継続”をお手伝いするスーパー・サポーターです。勿論、橋本さんはいつも院内におりますのでいつでも気軽にご相談ください。

今後は日常生活での食事や運動指導、内服管理も含めて、地域の他の医療従事者と情報共有もしながら心不全治療の質を上げていこうと思います。

きむら内科医院 院長 木村明裕

はじめまして、

2017年より勤務しています看護師
「橋本 瑠美」と申します。
今年、「心不全療養指導士」の資格を
取得いたしました。

高血圧から心不全まで、心臓に関係する複雑な問題をかかえながら生活をしている方がとても多く、「もっと力になりたい」と思ったのがきっかけです。

心不全とは「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」といわれています。これを聞いて恐怖や不安になっている方もおられるかと思います。私は、木村先生をはじめスタッフや地域と連携を取りながら、患者さんやご家族が、正しい医療知識を持ち、より快適に生活できるよう、寄り添い、一緒に悩み考え、お手伝いをするサポーターでありたいと思っています。 

困っていること、何でも声を掛けてください。
私からもたくさんお声を掛けようと思います。
愚痴もどんどんこぼしてください。
お待ちしております。

 


きむら内科医院 心不全療養指導士 橋本 瑠美